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粘液のう腫/ガングリオン

ガングリオンという名前はよく知られており、できものすべてをガングリオンができたと診察に来られる方もよくおられます。手首によくでき、大きくなると押さえると痛みがある場合があります。
原因は関節嚢の一部が飛び出してしまって起こるヘルニアで、注射針を差し込むとどろどろした透明の関節液が吸引できます。吸引しても再発する場合が多いです。手術で摘出しても比較的再発率が高く、最近は手術以外の方法で治療することも多くなりました。

  • 症状1

※興味のある方は、症例画像をクリックしてください。

一言メモ

昔は摘出術を行っていましたが、手首付近には知覚神経が多く走っており、一時的な神経麻痺を引き起こすことも多くありました。そのうえ再発率も高いため、最近は手術に加えて保存的な治療を行うことも多くなりました。内容物の吸引を行った後ケナコルトRなどの注入を行うことにより比較的高い治癒率を得られます。